2024年12月6日金曜日

第5回 浜松市における「学校に着ていく服」のあり方検討委員会

 


クリスマスの日に、制服のあり方検討委員会改め、「学校に着ていく服」のあり方検討委員会の第5回が開催されることになりました。

これからのロードマップを確認して、各学校へのガイドラインを検討することになると思うので、ぜひみなさん「関心あるよ!」と示すためにも、傍聴に来てみてね。
傍聴申込は16日まで!

<開催概要>

令和6年12月24日(火曜日)14時から16時まで

浜松市教育委員会教育委員会室

(中央区中央一丁目2番1号イーステージ浜松オフィス棟6階)

<内容>

【協議】「学校に着ていく服」のあり方検討に係る論点(再提案)

【協議】「学校に着ていく服」の目指す方向性及びロードマップについて(再提案)


2024年6月21日金曜日

第3回制服のあり方検討委員会(振り返り編)

 


検討委員会のあとは、恒例の、傍聴した方とすすめ団メンバーとの振り返りおしゃべり会。

こんな話がでていました。

・10年は長い!子どもたちがオトナになってしまう。
・いや、やった上での10年。文化が変わるのには10年でも変わるかどうか・・。
・制度を作って終わりではなくて、制度がかわって、だんだん意識が変わっていく。
・学校は内側からは変わりづらい。外からのアプローチがあって変わっていくのでは。
・冠婚葬祭で着られる服っていうことでどうか?
・「揃っている」ということを「いい」としているのではないか。チームとしての一体感や、一糸乱れぬ動きとか、それは良い事だと思われているけれど、そうではないと思う。
・「心理的安全性」ってどうやったらできるんだろう?

そんな話のなかから、中学校の校長先生が学校にどう具体化させていくか・・と発言していたことが話題になり、先生方から意見を聞いてみたいという意見が出てきました。

アンケートを取ったり、「こういう場合はどうしたらいいのか」という具体的なQ&A集のようなものがあったりするといいかもしれない。

例えば「生徒が赤いシャツを着てきたらどう指導するのか?」とか、「超ミニスカートで登校してきたら?」
具体的な事例はいくつでも出てきそうです。
さて、赤いシャツはなぜダメなのでしょうか?合理的な理由は見つかるのでしょうか。

また、先生が生徒指導のときについ使ってしまうNGワードの話もありました。
「あなたのためを思って言っている」「社会に出たとき困る」「受験するときに困る」。
先生方は本当に心から心配してくださって言う言葉なのだとは思いますが、それは合理的に説明できるものなのでしょうか。そんなNGワードがあるということも、知ってもらえたらいいですよね。

今回の検討委員会を経て、だいたいこんな感じだったら子どもたちにとっていいかもね!と話したのはこんな制度です。

――大枠としての「浜松の中学校に着て行ける服」の中に「制服」「私服」「市の服(仮)」があり、どんな服で通うかは自分で選択する。――

ただ、こんなに話をしていても、中学生自身はこの議論に参加していません。
アンケートだけが唯一の彼らの声として私たちが持っているものなので、このような流れになったところで、もう一度アンケートの記述を読みかえしてみようと思いました。

リポートを長々と書きましたが、これで終わりです。
改めて、正しい記録が公式議事録として掲載されるので、ぜひ読んでみてくださいね。
次回もぜひ傍聴におこしください!



第3回制服のあり方検討委員会リポート(後編)


後半は論点として事務局から挙げられた4点が妥当なのかどうか、議論がなされました。

論点1.今の時代における「学校に着ていく服」とは
論点2.なぜ「学校に着ていく服」の検討が必要なのか
論点3.「学校に着ていく服」を検討する上で必要な視点とは何か
論点4.市統一服は必要か

それぞれの論点にこれまでの議論の内容が資料として記載され、今後議論できるように準備されています。ただ、今回は議論の本題というよりは、論点全体についてどう思うかという投げかけが奥家部長からなされました。

鈴木げんさんからは「性自認と記載されているが、人権の話だ」という意見があったり、保護者代表の市P連副会長の方からは「統一服」が論点に入ってしまうと「自由に選べるのに??」という指摘がありました。

それに対して、奥家部長は「論点1~3を詰めていく中で、必要があれば論点4の『市統一服』を扱うつもりだ」と話し、さらに「統一服」という言葉じたいも時代錯誤的なのだが、「これさえ着れば安全」という意味で心理的安全性には寄与するだろうと話しました。

そこで道喜さんが事例として、「北九州スタンダードタイプ」という標準服と制服併用の事例を紹介されました。歴史がある学校ばかりで、しかも浜松市と規模が似ていることから参考になりそうです。また、リユース事業を指定管理で行っているという事例も紹介されていました。興味深いです!

また、夏目からは、この論点1~3は中学校に対する導入の文書の構成として読めるという話をしました。なぜ検討が必要か、どう検討するのかを説明する資料として読めるので、だとすると、3の実行した後の何かもうひと段階「ゴール」のようなものが必要かもしれないと話しました。(ただ、後で考えたら「ゴール」ではなく、「運用」もしくは「評価」だなと思ったので、すごく訂正したい・・)
すると、山本総務課長から「まさにそのつもりで作ったものだ」と回答があり、学校も一緒に議論をしながら考えてほしいという思いを込めているとのことでした。

ほかにも
・ともかく人権のこと、多様性のことを一番に考えてほしい
・標準服は妥当だと思う。脱着可能なアイテムで各学校のアイデンティティを出す
・公正取引についての記述がなくなっているが、検討の際には必要
・72%の学校が業者とのかかわりに悩んでいることの検討が必要

などの意見が出ました。

最後に、「学校に着ていく服」ではなく「学校に着て行ける服」にしようかという話が出て、終了時間に。「着て行ける服」・・、いいな!とその時は思いましたが、あとで考えると「着て行ける服」という響きが「着ることが許される服」という響きに聞こえる可能性もあるので、やはり「着ていく服」とするほうがいいのかなと今は思っています。

論点1~4の検討は積み残したままなので、次回8月30日(金)の第4回検討委員会で議論することになりました。

今回もSNSなどを使って「傍聴に行こう!!!」と方々に呼びかけましたが、平日午後に来られる人がどれだけいるのか!?あまり多くは集まりませんでした。
しかし、今回の浜松市教育委員会の動きは、全国的にみて、すごく、とても、先進的です。子どもが主体であるという、あたりまえのことをすることが、こんなに新しいことなのだと、考えさせられる、まさに「劇場」です。ほんとにみんな来たほうがいいよ!

次回は8月30日(金)14時半~16時です。まだ夏休み中なら、子どもたちにぜひとも来てほしいし、全生徒指導主任に研修として参加してもらいたい!

なお、これまでの検討委員会の議論も相当わくわくします。こちらはすでに議事録や「検討委員会だより」で追うことができるので、酒のつまみでもいいので読んでみてくださいね。

第3回制服のあり方検討委員会リポート(前編)

 


新年度の再スタートを切った検討委員会では、委員のうち小中学校校長2名と、教育支援課長、有識者のうち市P連からの代表が交代していたので、まずはそれぞれの自己紹介・活動紹介をしたあと、本題へ。(なお、このリポートは公式ではありません。正確なものは検討委員会の公式ページに掲載される公式な記録をお待ちください。)

事務局から、検討委員会の視点として「特別な配慮ではなくすべての子どもたちの視点」とすること、方向性として「学校に着ていく服」定義を議論したり、それをそれぞれの学校で子どもたちが主体的に検討できるようにすること、そして市内統一服の導入が必要なのではないかと思うので検討してもらいたいという投げかけがありました。

議長の奥家学校教育部長が補足として、「学校に着ていく服」という、新しい概念を導入したことの意気込みを語り、これまでの議論では、「制服」といったときに、狭義の「いわゆる制服」と広義の「学校に着ていく服」の2種類の意味をまぜて話してしまっていたから、狭義の意味では「制服」といい、広義の意味をあえて「学校に着ていく服」といい分けることにしたいという話があり、学校に着ていく服の選択肢として、「制服」の選択肢もOK,他の選択もOK,というガイドラインを示していきたいとの話がなされました。

ミライ制服すすめ団の夏目が「学校に着ていく服」は「登下校時の服」なのか「学校で過ごす服」なのか質問したところ、「登下校も、過ごすときも」着る服、と事務局からの回答。それなら以前有識者の道喜さんが指摘された更衣室の整備の問題も関わってきます。すると奥家部長から、中学校ではいま、更衣室を必置にしようとしていて、当然、ジェンダーに配慮したものになるという話がありました。それはすごい!大きな改革です。

その他、委員や有識者たちからの意見として、
・それぞれの学校でどこまで進んでいるか、どこまで進むかチェックできるアクションプラン(10年単位など)に相当するものを作ったらどうか
・着るものを子ども自身が決められる仕組み、そのための指針をだしていくべき
・画一的な制服ではなく、みんな違うことが前提になるから、「考えなくていいから楽」という考えを手放す必要があり、先生も子どもも覚悟が必要だ

などの話がでました。

そんな話をしていたところ、男女共同参画推進協会の道喜さんが、「そんなに考えさせるのは、娘を持つ親としてどうかと思う」と切り出しました。「そこまで子どもに責任を負わせるのはどうなんだろう」と。
それより「心理的安全性」、つまりどんな服を着ていっても非難されないことが大事なのでは、と意見されました。

「心理的安全性」という視点から、「自分の心理的安全性が確保できれば、他の子も認めて行ける」と、話が広がります。
そして、最初から「自分で考える」のを目指すのではなく、統一の服などの「着ていい服」を設定しつつ、何年かかけて統一服をフェイドアウトしていくのはどうか、等の案が出されました。

ここで学校の先生方はどう思うか、中学校校長の代表の先生に話が振られたのですが、中野校長先生は、正直な感想として「自分はどうしても、学校現場でどうなるかを想像してしまう。いま聞いたようなことをどう学校で具体的にしていくのか、と考えてしまう」と答えておられました。これまでの指導とは全く逆のベクトルの話になっているので、想像ができないのも無理ないと思います。現場にも心理的安全性が必要で、そのためにも無理のないガイドラインが必要なのかもしれません。

後半は論点1~4を検討します。(つづく)

2024年6月18日火曜日

第3回制服のあり方検討委員会リポート(資料編)




6月14日(金)14時半~16時は、第3回制服のあり方検討委員会でした。
さて、検討委員会に際して検討委員会事務局から送られてきた資料を見て驚愕しました。
とても、画期的・・!

冒頭の「視点」の案では、以下の文面が。 「制服に対して悩みや不安を抱えている子供への特別な配慮ではなく、市立中学校に通う全ての子供たちの視点とする。」

これは委員の鈴木げんさんが、前回までの委員会で何度も何度も口をすっぱくして伝えていた留意点でした。
自分が「配慮される対象」になることは、当たり前に堂々と誇りをもって生きることが難しい。人権が脅かされる状態です。だからげんさんが「配慮」はやめよう、と何度も言ってきたわけで、それが文面に載ってきていました。文科省の「生徒指導提要」内での表現ですら「配慮」となっているのに、「特別な配慮でなく」と踏み込んだ表現であるということは、これは文科省に「モノ申す」レベルの覚悟を感じます。

さらに、次の「方向性」案にも、これまでに全国のどの制服ニュースでも聞いたことがない表現が使われていました。

「『制服』ではなく、『学校に着ていく服』を検討する。」

前回の検討委員会で「『この検討委員会は『制服』ではなく『標準服』を検討する場ではないか」という委員からの意見を受けた・・、にしても、ぐぐっと踏み込んだ表現です。

これは一体何が起こっているのか?!浜松市は全国に先駆けてすごく踏み込んだ「あたりまえ」(生徒に人権がある状態)を作ろうとしているのかもしれない!?

期待に胸を膨らませながらの第3回制服のあり方検討委員会、どうだったかは次回につづく。


2024年5月26日日曜日

ゴミゼロフェスタ@富塚協働センター

ゴミゼロフェスタに参加してきたよ!
ゴミをなくすことがテーマのイベントということなので、今回は「卒業したら、制服をどうしたらゴミにしないですむのか?!」について、来てくれた子どもや生徒や大人たちにたくさんアイディアを出してもらったよ。
最初は集まらなくてどうなることかと思ったけれど、アイディアがつぎつぎに湧き出てくる小学生グループが現れ、どんどん掲示板がうまっていく。
そしてついにーーー

「100!!」
「おめでとーー!」
手当たり次第の鳴り物を鳴らして、紙ふぶき!!

これは楽しいぞ?!
ノリにノッた男子たちが昼食をはさんで、仲間を連れてきて、また集団でアイディアを量産。

「200!!!」
鳴り物!紙ふぶき!!

「紙を切ってちらしてもったいないよ」とうろたえる通りすがりの小学生。
「これはゴミに捨てられる紙だから楽しく捨てればいいんだよ。」
なにより楽しい。

量産男子たちが去った午後の時間は、中学生たちが興味をもってポツポツと書いていってくれる。
展示されている学ランに興味津々の中学生がいた。ふだんはセーラー服だけど、学ランをずっと着てみたかったんだって。
展示品だけど、イベント終わる頃に来たら有料だけど譲れるよ!と伝えたら、終了間際にまた来て、嬉しそうに持ち帰った。似合うといいね!

親世代ももちろん興味をもってくれる人がちらほらいて、アトピーで困っていた、とか県外から来て新しい習慣ばかりで、とか、不登校で、とか、ずっと制服について気になっていた、という人が数人いて、水を得た魚のように話をしてくれる姿がとっても印象的だった。
いつもはオープンチャットやSNSで活動しているけど、実際に顔を合わせるのも時には必要なのだね。

もうすっかり疲れてきたし、300はもう無理かなー、とちゃぶ台でおやつをつまみながらダラダラしていたら、やる気に満ち溢れた5年生女子組があらわれた。
「もっと書く!」
「もっと書く!」
二人でワイワイ話しながら、どんどん書いていく。
積み上がったアイディア用紙をみて、
「これはもしや300行けるのでは?!」
と数えてみたら300まであと少し!
そして、300まで到達した。

「300ーー!!!!」
鳴り物!紙ふぶき!!

目標の530には届かなかったけれど「制服についてみんなで考える」という、ミライ制服すすめ団の目的は、充分すぎるいちにちだった。

来てくれてありがとう!楽しかったね。