(前編よりつづく)
さて、みなさんの意見が出たところで議長から、どういう議論をしていきましょうか、という投げかけがありました。
基本的に制服については各学校で決めることが基本。制服は学校の歩んできた歴史も色濃く反映していて、校則や制服は委員会発足の前から各学校で進めていることもあり、それは尊重する必要がある。ある学校で「白ソックス廃止」になったとき、いったん百花繚乱になったがだんだん落ち着いたという。私見だが制服も同様の経緯を辿るといいと思う。
各学校で議論を進めるのが基本で、検討委員会は、やっていること自体に意義があり、一定のルールを決めて押し付けるのではなく方向性を示していくのはどうだろうか。制服を存続するとか廃止するという議論はぬいて、不登校の生徒やジェンダーの問題を知らしめたり考えたりするための材料を示すことができるのではないか。といった投げかけでした。
それに対して夏目から「ここでの議論が生徒や先生に届かないと意味がない」と話したところ、ほかの有識者から「掛川市の例のようにわかりやすい資料があるとよい」(※袋井市もある)と話し、議長も「より多く、伝えやすい形でやっていく必要がある」と話しました。ほかに「私服の日を設けたら考える機会になると思う」という意見や、夏目からは「各学校に委ねたら制服の統一は難しいのでは」などの意見が出ました。
他にも「就学援助について知られているのか?」と質問があり、教育委員会から「全学年保護者に制度については一斉配信している」と回答がありました。
最後に、学識経験者の意見を聞きます。
学識経験者|この会は「制服」を決めるのではなく、「標準服」を考える場なだと思った。どの範囲で標準服を決めるか、という議論をしていけばいいのではないか。(標準服って?→)制服は絶対に着なければいけないもので、標準服は、それに似たようなものなら着ていって良い、着なくてもいい、標準からはずれてもよい、というものだ。
学識経験者|制服あるなしの両極端ではなく、混乱が起きないようにすることが検討委員会の役割。統一制服は多様性の両立ありき。統一の制服になると学校のアイデンティティはどうなるのか。基本的なものは同じでバッヂをつけるとか。
まとめとして議長より、
第3回の検討委員会では、柱立てをして議論をしていく、という話がありました。
会の終了後、議事録に掲載されることを確認したのち、改めて、鈴木げんさんと夏目から意見を出しました。
<鈴木げんさん>トランスジェンダーの子どもたちにとって制服が強制されることが耐え難い。苦しい子に「許可している」というのは決定的にダメ。「性自認」とは、「ある人が深く感じている、内的かつ個人的な性別についての経験」(ジョグジャカルタ原則)である。性自認は「自分がそう思っているだけ」ということではなく、「経験」。※別紙資料あり。
<夏目>アンケートの自由記述をすべて読んだ。小学校4年生から「多様性」「ジェンダー」等の人権意識が育っていることがわかった。また、小学生までは制服に対して期待を持っているが、中学に入ると「個性を尊重してほしい」という意見がかなり多くなり、ジェンダーについての問題意識もかなり強くなる。それが中3になるとパタッとなくなる。昨年改訂された生徒指導提要や、今年度施行された「こども基本法」、12月22日閣議決定された「こども大綱」の遵守ができていないのでは。※別紙資料あり
最後に議長から、「子どもだと思っていたが、論点をすでに彼らが持っている。子どもが何を考えているかを中心にすることも大事。第3回は、3月を予定しているが年度をまたいでしまうかもしれない。」と話され、閉会しました。後日教育委員会に議事録が公開されます。正式な記録はそちらをみてね!

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