浜松市教育委員会の「学校に着ていく服」のあり方検討委員会のウェブサイトに、ついについに「学校に着ていく服」の考え方が公開されました。おめでとう!みんな!
大人も勉強していくわけだから、現実はまだまだ厳しいみちのりだけれども、ともかく、文章にはなりました。
今日はともかく、「はじめに」を感慨深く読んで報告いたします。
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1.はじめに
子供には、誰からも差別されず幸福を追求し生きる権利、そして自分の意見を社会に表明し、それを尊重される権利があります。
浜松市教育委員会では、2023年6月に「浜松市立中学校における制服のあり方検討委員会」を立ち上げました。そして、制服について議論するなかで、既存の制服にはルールの強制や多様性を認めないなどの人権課題が存在する、ということが確認されました。
具体的には、暑かったり寒かったりする時に自分の感覚に合わせて服を脱いだり着たりするなど調整がしづらいこと、外国にルーツを持つ生徒がその国や民族に基づくアイデンティティを大切にした服を着て生活しづらいこと、トランスジェンダーの生徒(出生時に割り当てられた性別と性自認や生活している性別が違う生徒)が性自認に基づいた服を着られないこと、肌が弱かったり過敏だったりする生徒が自分が痛くない痒くない素材やデザインの服を着られないことなどです。
自分が着る服を自分自身で選択することは、全ての子供の権利です。子供の成長を支える周りの大人たちは、全ての子供が自分が着る服を自分で選ぶことができるよう支援するとともに、その選択を最大限尊重しなければなりません。
こうした議論を踏まえ、この課題を制服という狭い枠で考えるのではなく、『学校に着ていく服』という新たな定義を設定し、人権を土台として服装の選択肢を広げることとしました。そして、各学校の『学校に着ていく服』の運用方針を生徒自身が考え、それを教職員、保護者、地域、事業者、教育委員会が一体となって支援していくことが大切であるという結論に至り、検討委員会の名称を「『学校に着ていく服』のあり方検討委員会」へと変更しました。
生徒自身が人権や多様性を尊重されながら、学校という場での時間や場面に応じた服装について考え議論することは、これから社会に出ていく生徒たちにとって必要な経験であり、主体性を育むことにもつながると考えます。
『学校に着ていく服』を選択することは、子供の権利です。児童生徒に関わる全ての人たちが「『学校に着ていく服』の考え方」を正しく理解し、一人一人の主体的な選択を支えることを目指します。
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