◆前後編ざっくり言うと?
独断と偏見の議論ポイント!
・「学校に着ていく服」を検討するためのガイドライン案と検討段階をしめした「ロードマップ」案について、どういう風に使うか確かめたうえで、話しあった
・生徒や保護者・地域の人への意見を聞くことについて話し合った
・小学校では人権教育が浸透しているが、中学に引き継がれていない懸念について話された
・ガイドラインはいきなり最終版にせず、「初版」をまず出して柔軟に運用する
今年度は検討委員会の設置を決めた教育長が交代したり、議論のけん引役の教育部長や総務課長はじめ、メンバーの3分の1が入れ替わったので、方向性が変わったらどうしよう・・と心配していましたが、杞憂でした。
委員会は新しく委員になった方に向けて、前回の委員会で「憲法の前文のよう」と場が盛り上がった「理念」の成り立ちについて事務局が説明してくれるところからスタートしたので、ほっとしました。
そして、今回検討する「ロードマップ」は「学校に着ていく服」を実現するための工程を「見える化」するもので、「ガイドライン」は各学校で検討する際の指針になるようなものという説明があり、ロードマップ案とガイドラインの方向性について資料1,2をもとに議論がはじまりました。
◆目指す方向性について(資料1)
理念は前回全員一致で決まっていましたが、方向性についてはまだ議論されていなかったので意見がそれぞれの団体から出てきました。
・生徒主体、というけれど、生徒会のような代表の意見だけでなく、はじかれているこどもも意見をつたえられる方法が必要
・「制服を含めて」と「制服」が入ってくるのはおかしい
・校長が責任をもって権利を担保
・大本の校則を問い直すことも意味している
・認め合うというきれいなことば、にひっかかる。
・「認め合う」をいれなくても、ここにでていることをやったら認め合うことが実現していく、ということなのではないか
・大人たちが連携するのではなく、大人たちが子どもの人権についてよく学び、支援すると変更すべき
・「生徒」ではなく「全ての生徒」という言い換え必要
すすめ団夏目からは
・理念、方向性、「学校に着ていく服」、ロードマップ、ガイドラインの位置づけを説明したものが必要だと思う。
・「方針」ってなんだろう。
・「学校に着ていく服」の概念図(以前の委員会で提示)と共に提示しないとイメージしづらい。
・アンケートでも多くの意見があった「機能性」「経済性」についても方向性に加えるべき。
・多様性ということばでは多様な国のひとたちを排除しないという意図が表現できる
・教育現場では「成長」を期待されるが、どんなこどもでも、成長しなくても、存在することが尊重されるべきなので、「成長」という言葉は避けたい。
などと意見を伝えたような気がします(自分が話している時はメモがない・・)。
◆ロードマップ案について
ロードマップ案には生徒、教職員、保護者、地域、
教育委員会それぞれの立場で「準備」「検討」「導入・見直し」
の各段階で想定される取り組みが記されていました。
それに対して委員からは
・男性用、女性用として制服が販売されているのが
現状で問題がある。業者にどう伝えていくかがロード
マップから抜けている
・「理解」はできないものなので、「受け止める」
ということだと思う。「人権」「多様性」は必要。
選択が尊重されることが大事。
・ロードマップはスケジュールのこと?ロードマップでは
最低2年ぐらいのがあると話しやすい
・検討することにどれだけの強制力があるのか
・ロードマップなのかガイドラインなのかはっきりしない
と、ここでガイドラインとロードマップの位置づけがあやふやに
なってきたので、事務局から「資料2のガイドラインは「検討の
ガイドライン」。学校に来ていく服構成案1〜3は検討委員会で
話されてきた検討の必要性をしめしたところ。構成案4〜7は
ロードマップ的なもの。」と改めて整理がありました。
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