2025年1月21日火曜日

第5回「学校に着ていく服」のあり方検討委員会リポート(前編)


昨年末のクリスマスの日。第5回浜松市「学校に着ていく服」のあり方検討委員会が開かれました。
傍聴席には中学生親子をはじめ記者の方や学校の先生などたくさんの人が集まりました。
議長の奥家さんが「これだけの傍聴者が集まる委員会は珍しい。身が引き締まる思いだ」と話されたので、うっかり嬉しくなってしまったけれど、本当はアクトの中ホールに中学生や全生徒指導と全校長と保護者たちが集まってほしいぐらいの気持ちです。

台風で書面開催となった前回までの流れを振り返ったうえで、有識者の犬塚先生から「『制服』から『学校に着ていく服』に名称も変わって、大きな流れが合意されたのは良かった。これからどういうロードマップを作るかが一番大変だ」という話がありましたが、本当にその通りです。

前回までの流れも踏まえて論点を整理して、それぞれ意見を出していきました。

【論点1】「学校に着ていく服」の定義とその位置づけは?
第4回の書面開催時に示された概念図で定義される「学校に着ていく服」は、事務局によれば新しいものに移行することは想定しておらず、現状も含めて制服から私服にまで範囲を広げて定義するということが示され、特に委員から異論はありませんでした。決めるのは学校なので制服も選択肢に残してあるとのこと。
それに対してHICEの岡田さんからは、外国籍の生徒は転校したときに転校先の学校の制服を用意しなければならないという意見が出され、奥家さんはできればこれまでの制服も使っていくという視点も必要だと話されていました。

【最新の状況について】
去年の調査で制服のリニューアル状況がまとめていたが、最新の状況はどうか?という質問に対して、事務局からは最新の状況は未調査だということだったので、また調査をする必要がありそうだという話に。
先行している学校がある場合、先行している学校に対する心理的安全性を確保しつつも多少の手直しは必要になってくるかもという話や、調査をするなら、スラックス導入のルールについても調査が必要(男子/女子用か?AoB型か?生徒は知っているのか?特別な配慮になっているのか?)という意見が出ました。

【中学生への情報発信と意見聴取】
「検討委員会だより」を出していることを中学生が知らない、という状況が鈴木げんさんから紹介されました。すすめ団でも、さくら連絡網で配信されていないことを以前から問題に思っていたので、たくさんの自由記述が集まったアンケートの結果も公開されていないことなどを話しました。
そもそも「検討委員会だより」が生徒に伝わる表現なのか?とか、おたよりに「声を募集しています」という欄をつくるべきという意見もありました。少なくとも子どもたちのタブレットに配信されて、さくら連絡網でも毎回配信される必要がある重要な話題だと思います。
(つづく)








 

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