◆前後編ざっくり言うと?
独断と偏見の議論ポイント!
・「学校に着ていく服」を検討するためのガイドライン案と検討段階をしめした「ロードマップ」案について、どういう風に使うか確かめたうえで、話しあった
・生徒や保護者・地域の人への意見を聞くことについて話し合った
・小学校では人権教育が浸透しているが、中学に引き継がれていない懸念について話された
・ガイドラインはいきなり最終版にせず、「初版」をまず出して柔軟に運用する
では後編いきましょう!まずは今後のタイトなスケジュールが示されました。
◆意見聴取って?
今回の資料では、これまでの議論をまとめて「こういう方向性で『学校に着ていく服』の議論が進んでいる」ということを生徒や保護者、団体に伝えて、意見聴取をするということがスケジュールに加えられました。
具体的には「学校に来ていく服をじぶんたちで決め
るけどどう思う?とどうなっててほしい?」「自分
で決めるならどうだったらいいですか?」などの
質問になりそうだとのこと。
そこですすめ団からは、意見聴取の結果の公開が
そのあと全然ちがったらどうなんだろう?とか、
6万人のアンケートの公開を何度もお願いしている
けれど、関心がすごくあるのに未だ公開されて
いないほうが問題と話しました。
「やっと聞いてもらった」という熱い思いを受け
とめて今まで議論してきたけれど、生徒にも読み
やすい「検討委員会だより」もずっと止まったままで、
「自分たちの意見はどうなった」となってはい
ないだろうか、つまり「意見が尊重されていない」
と捉えられてしまうことはずっと懸念しているわけです。
他の委員からも、意見聴取についてこんな意見が出ました。
・子どもの権利がべースにあること、狭義の制服ではな
いことの大人の理解を促進していくこと、報告と丁寧な
説明を話題にすべき。自分のことを自分で決められると
いうところからスタート。
・意見徴収の前に一回会議が必要だし、最終版の確認も必要
・子どもにわかりやすい表現が必要
・人権を考え直すきっかけにはなると思うが、制服変えますよ
といっても、導入するときにはいないし、難しい問題。
こうなるんだ、と受け身になってしまう。
・ニーズがあるならプロセスを踏んで生徒会で考えてはかって
検討したらどうなの?と話している。生徒会で話してもらえばいい。
こどもたちがいい形ですすんでいくといいなと思う。
・決めたことが表にでるまでにスパンがある。こどもたちにとって
経験してもらいたいのはそこ。僕たちが作った平和だから生きて
いるわけではないように、社会は生きている世代ではない、
次の世代のためになにかしてくれる。前の世代がつくる。
・「最終盤の作成」ではなく、当初版公表みたいにしたらいい。
・初版かもしれないけどガイドラインが確定して、
一回ですべてがきまって動いていくことはたぶんない。
長い間試行錯誤があっていろんな問題が出てくると思う。
試行錯誤しながら動いていくものだと思う。
将来的にもガイドラインが柔軟に運用されて、
生徒が主体的に考えられるようになればいい。
◆子どもたちはすでにわかっている
すすめ団夏目としては、「わかってないのは大人だけ」
と若干キレ気味(反省・・)に意見を伝えました。
公表されていないけどアンケートでは、
小学生のうちに人権について、ジェンダーについて
自分のことばで語っていることに驚いたし、
だからこそ中学に入学した後は反発があり、だんだん
沈静化してしまう経過がわかったのです。
小学校で丁寧に教えた結果ねづいた人権意識が
中学に引き継がれていないだけだ、という話をしました。
◆外国人の立場から
・自分はルールがわからず周りにあわせていった。
外国人としてはもっと認められるといい。
同じようにみてもらいたい気持ちがある。
・ただ、自分が着たい服を着たかった。
スカートがいやだったから。
・ルールがわからないのは、親が学校に来ていく
服の暗黙のルール。授業参観にどんな服
をきていくか、入学式、卒業式と、
日本社会では暗黙のルールが決められている。
外国人は教えてもらわないとわからない。
◆進め方どうする?
・小学校で検討するときに、議論する機会を
積極的に設定していかないと自由に意見が
言えない。制服がそういう機会になる。
・主体が子供だったら、表現が難しすぎる。
・アンケートで多様なことがわかった。
まとめるのは無理。随時わかりやすくしてもらえれば、
携われていることから方向性ができるかなと。
テーマは広がっているけど、もっとキュッとできればと。
・以前の委員会でこどもたちや地域のひとたちへ
の説明として「人権キャラバン」
という話が出たが、それに期待している。
いかにわかりやすい言葉で話せるかが大事。
・(すすめ団夏目が「成長」は避けたいと
した発言に対して)成長は大事なものだ。
ただ、圧力に同調する成長ではなく、
どこまでも主体的に、折り合いをつけていっていく。
社会をつくっていくためにそれが必要。運用周知、
見直しがあればいい。あせらず、あわてず。
最後に、議長のほうから、いま市の方では
「こどもの権利条例」を作っているところだ
という話題がありました。策定段階で
こどもたちへの周知をはかっていくつもりだ
とのこと。
ロードマップやガイドラインの「初版」を今年度末
に作り上げて、見直ししていけばいいという話
があり、委員会は終了しました。
次回は12月12日(金)14時とのこと。
申し込みフォームはまだ公開されていないけど、
直前に公開されるはず。
ぜひみなさん来てみてくださいね!




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